サカタ交配 ゴードン(ほうれん草)
【店長より】
●サカタの本命「オシリス」の次の世代の新品種!です。
この世代にはゴードンとドンキーがあります。ベト病に対してはR-1〜R15(除く10)の抵抗性がありべと病抵抗性についてはほぼ完璧です。濃緑、立性、収穫結束時の作業性の良さなど、現在のほうれん草として求められる品質はトップクラスです。特に隣との葉の絡みがなく、軸折れしにくいので非常に効率的だと思います。また葉数型なので、収量が上がるとともに、長く在圃しても背丈の伸長に比べ株が張るのでとり遅れの恐れがない点は特筆すべきだと思います。つまり、暖冬でも伸びすぎず、厳冬下でも伸びが止まらない!という非常に優れた性質を持っています。
●新品種「ドンキー」と「ゴードン」の使い分け
べと病R16レベルの作りやすさという前提で、オシリスより進化しています。栽培適期は9月〜2月で同じ。収量性も葉数葉重型でともに優れていますし作業能率性も抜群です。あえて言えば、やや中生系で濃緑なのがドンキーで、秋冬どりに適します。やや早生で低温伸長性に優れるのがゴードンで冬どりに最適です。
【特 性】
1. べと病R-1〜9、11〜16に抵抗性がある。
2. 濃緑色、平滑な広葉で、葉先がややとがり、浅く欠刻が入る。
3. 立性で葉の絡みが少なく、葉軸がしなやかで外葉がとれやすいため、収穫作業性が優れる。
4. 葉枚数が多く株が充実するため、収量性が高い。
5. 比較的低温伸長性があるため、一般地・暖地、露地の9月中旬〜10月上旬まき、ハウス・トンネルの10月上旬〜10月下旬まき、冷涼地の9月下旬〜10月上旬まきに特に適する。
【栽培止の注意点】
※プライマックス種子は発芽しやすいように加工してあります。水に浸漬すると吸水過多により発芽率が低下する場合がありますので、浸漬しないようにお願いいたします。
※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。
※ほうれん草についてはこちら、
※栽培説明書はこちらを、 ご覧ください。
※M3万粒はご注文量によっては送料をご負担いただく場合がございます。ご注文への返信メールでご連絡いたします。