四川アー菜(子持ちタカナ)
【店長より】
◆「博多つぼみ菜」といった方がご存知の方が多いかもしれません。
ただ商標登録の関係で「博多つぼみ菜」と称して販売できませんのでご了承ください。
◆九州では一般的な「からし菜」≒「高菜」の一種です。ですから独特の辛みが美味しさのポイントになります。一般には茎葉を食べるのですが、本種は子持ち甘藍=芽キャベツのように蕾部分を主に収穫します。
◆主枝、側枝の両方に蕾がつきますが、主に主枝についた10数個の蕾の塊をブロッコリーやカリフラワーのようにバッサリと収穫し、蕾部分を切り離してパック入りにして販売してあるのをよく見かけるようです。1つづつの大きさは親指程度で10g〜20g程度です。
その後は側枝についた蕾も随時収穫できます。
◆注意点として、あまり早く種まきしないことです。早蒔き程側枝の生長を助長し主枝につく蕾の生長に悪影響が出るからです。九州では少なくとも9月中旬以降に播種してください。
◆その独特な形状と辛みを特徴とした独特の味が、天ぷら・炒め物・スープの具材として非常に喜ばれています。
◆本来は非結球アブラナ科野菜なので、生育の停滞をなくしストレスを受けないように栽培するために直播し間引きする方法をお勧めしているのですが、本種は浅根性で移植に強いのでプラグやビニールポットに苗を作って移植する栽培方法をとってください。種子が安価であれば一般の菜類のように条蒔きし、中間をからし菜として収穫し、残ったものを大きくし、蕾をとる栽培にあてるのが良いのでしょうが、高価でそのようなわけにもいかなないのが本当のところなんです!(笑)
◆一株当たりの蕾の数が制限されますが、茎葉も一般の高菜やからし菜のように漬物などに使えるので是非一度ご試作ください。
※アブラナ科非結球野菜に属する漬け菜です。こちらをぜひご覧ください。
※栽培説明書はこちらを参考にしてみてください。
【栽培の要点】
●播種は、9月中旬〜下旬です。本葉5〜6枚の頃林間50cm程度に定植します。白菜やブロッコリーより広めに疎植します。ただし家庭菜園では直播し、小菜を随時収穫しながら、順次株間を広げて大株にする方法もお勧めです。
●収穫は、年明け2月〜3月です。主枝の蕾は遅くならぬうちに一斉に収穫します。
※新種は7月下旬より順次入荷予定です。