タキイ交配 春のかほりSP キャベツ
【店長より】
●2019年、SPにバージョンアップして採種が安定し、品質も安定化したようです。
●普通のキャベツでは絶対に播種不可能な「9月」に、この品種は種まきします。(暖地に限る!) 特別にトウ立ちしにくく草勢が強いので、気温が上昇に転じる3月下旬頃の端境期収穫を狙って安心して柔らかいキャベツを栽培できるのです!作りやすいだけではなく、とても柔らかい美味しい春系キャベツなのも特長です。
●種まき:暖地限定:9月上旬〜9月中旬です。早蒔きは8月下旬でも可能です。重要なのは9月にハクサイを蒔く時期に安心して種まきできるキャベツだと言うことです。ここポイントですよ!作型表を調べてみてください。こんなキャベツ、日本では他にないはずです!!
●寒玉ばかりの3月にみずみずしい春系キャベツができるのがポイント(1)。腐敗や裂球に強く寒玉を作る感覚で栽培できるのがポイント(2)
※春系、寒玉系、葉深系などキャベツの品種の大まかな使い分けはこちらを
この品種は例年品切れで、新種の入荷がとても遅いです。採種しにくい品種なのかもしれません!しかし、9月に安心して播種できる品種はこの品種しかないので価値は高いと思います
【特長】
(1)《暖地の早春どり適性にすぐれる!》晩抽性にすぐれるため、暖地の遅まき早春どり栽培が可能。また裂球が遅く、腐敗性病害にも比較的強いため、上昇気温下となる早春どりでの圃場貯蔵性にすぐれる。
(2)外葉は大型だが、草姿は中立性なので、玉肥大・そろいがともにすぐれ、栽培容易。
(3)形状は甲高扁円で安定した春系キャベツ。球色は鮮濃緑色で低温期のアントシアン色素の発生が少ない。葉肉は適度な厚みで歯切れがよく、良質性にすぐれ生食用に最適。
(4)萎黄病抵抗性で安心して栽培できる。
【栽培の要点】
《適期播種に努める》4月上旬以降の収穫では玉じまりが劣る傾向があるため、遅まき遅どりは避ける。3月中下旬どりが最もお勧め。
《肥培管理》栽培期間が長いため、元肥を控え追肥型の管理を行う。
《植え付け》育ち遅れの弱い苗は定植しない。極端な密植栽培を避け適切な条間・株間で栽培する。
《病害の防除》春系の柔らかいキャベツはみな同じだが、春雨前線が停滞するような早春頃、灰色かび病、菌核病の予防をお忘れなく!
※新種は8月より順次入荷予定です。