夏日菜(なつびな) 夏のほうれん草?
【店長より】
●半野生的で栽培は容易です。日当たり、風通し、水はけ、水もちのよい肥沃な畑がいいのは当たり前ですが、(野性的?ゆえ、)どんな畑でも簡単に、気軽に栽培していただいて結構です。別名「つるな」によく似た野菜です。
※夏場でも平気で栽培できる健康野菜として、つるむらさき、べんり菜、エンサイ(空芯菜)などもおすすめです。
【栽培の要点】
●発芽を早めたいときは、一昼夜ほどタネを水につけてからまきます。
●若葉を旺盛に繁茂させるために、完熟堆肥を十分施します。乾燥にも比較的強いですが、やわらかな茎葉を収穫するために適宜水やりをします。
●収穫期間が長いので、株の様子を見ながら追肥をします。
【病害虫・生理障害】
暑さや乾燥、病害虫に強く、生育も旺盛なので、無農薬栽培もできます。
【収穫・保存・利用】
肉厚の葉や茎を摘みとって食用にします。本葉が2〜3枚になったころから間引き菜として利用できます。大株になればつる先の若葉3〜4枚、長さ7〜10cmで摘みとります。風味はホウレンソウに似ていて、とくに若いうちはやわらかで、クセも少なく食べやすいです。熱湯でゆでて水にさらし、汁物の青み、おひたし、あえものなどにします。中国では全草を乾燥したものを解毒や解熱に使います。