冬越新黒田五寸 ニンジン
【特性】
暑さに強く、色が赤くてとても美味しい人参です。黒田氏により育成され、長崎の特産として全国に有名な黒田五寸人参の改良種です。
早太りの多收種で、種まき後約110日前後で根長18cmになります。
根色は、肉部、芯部ともに鮮紅色で、肉質緻密で柔らかく甘みに富みます。
【播種期】
以前は春も蒔いていましたが、トウ立ちの危険性があるのでお薦めしません。また、夏専用種なので、晩秋〜冬蒔きにも適しません。
佐世保では、6月より9月上旬頃が適期です。最適期は7月〜8月です。
【栽培の注意】
佐世保の土壌は大村、島原などの黒ボクと異なり、赤土です。赤土は黒土に比べると肥料の吸収力が小さいので、肥料分がちょっとでも多すぎるとすぐに人参に吸収され、根割れの原因となります。これが、佐世保では人参を蒔くときは「ス蒔きしろ!(肥料をやらない)」といわれるゆえんです。元肥はリン酸分だけにするかやらないで、主たる養分は追肥で補うようにします。間引きも3度くらいにこまめに行い、急激に肥大しないように注意します。
発芽を一斉にすることが、人参作りの基本です。土の中までよく湿っている時期を見計らい速やかに種まきしたら、よく足で踏んで鎮圧します。その後もみ殻などを蒔いて乾燥を防止すると完璧です。よく発芽できたら、人参作りは半分は成功したのと同じだと考えましょう。
※2014/7/1より価格が改定されました。 新種は7月より順次入荷予定です。