サカタ つるなしスナック2号 (実も莢もOK)
【店長より】
●つるなしスナックという名前ですが、つるは出ますので、支柱とネットは必要です。ただ、露地栽培では普通の「スナックえんどう」よりかなり背が低いのが「つるなし」のネーミングの由来です。誤解されている方が多いのでご注意ください。
●極早生、矮性、短期多収が目的ならば最適の品種です。
※エンドウ類は極端に連作を嫌います。また、初期の窒素はほとんど要りませんので、元肥を入れすぎないようにしましょう。また養分を生成するための光合成に強い光が不可欠です。十分日照量が確保できる畑に栽培することが何より上作の秘訣と言えます。
※ただし、開花、着果後、急激に水分と養分を必要とするようになります。このときが追肥の適期です。追肥が遅れるとウドンコ病の発生の原因となります。また、このとき畑の状態によっては灌水することにより、驚くほど、収量の増大につながります。
※豌豆について全般的なことはこちらをご覧ください。
※栽培説明書はこちらです
【特 性】
●草丈は温暖地では70〜80cm、寒冷地の春まきや、暖地の秋まきハウス栽培では150cm前後になります。節間は短く、分枝は少ないですが、葉色は濃いです。
●莢色は濃く、ハウス栽培でも濃色で見栄えがよいです。莢は肉厚で甘みがあり、おいしいです。「グリーンピース」のように粒を肥大させて、莢ごと利用します。
●極早生で花つきがよく、下位から着花する短期多収の「スナックエンドウ」です。
●エンドウ立枯病(レース1)に抵抗性、うどんこ病に強いです。適応性広く、各地で栽培できます。
【栽培のポイント】
(1)畝幅100?、株間10?とし、1か所2粒まきとします。1dlで280〜300粒です。エンドウの発芽適温は18〜20℃です。
(2)秋まき(露地)は、寒害によって欠株を生じやすいので、本葉2枚くらいの小苗で越冬させるよう遅まきし、株元が凍らないよう防寒します。春まきは、平坦地ではできるだけ早くまいて暑くなるまでに収穫します。
(3)分枝がごく少ないので間引きはしません。
(4)ハウス栽培では150?前後、温暖地の露地栽培では70〜80?程度の草丈になるので、これに見合った支柱を立て、キュウリネットなどをはるとよいでしょう。
(5)冷涼で適湿の場合、つる伸びよく、良莢多収となりますが、高温ぎみで乾燥しますと、つる伸びは不良となり、品質も低下します。