一代交配 セカンドーム ブロッコリー
【店長より】
※平成27年秋より新発売の新品種です。採種場の問題があり販売を中止いたしました。ピクセルを代替としてお勧めいたします。
最も著しい特長は、太いドーム型の頂花蕾が撮れる品種でありながら、(※1)早めに頂花蕾を収穫し、追肥を適宜行うことで、頂花蕾に匹敵する太い側枝も何本も収穫できる超多収型ブロッコリーということです。
貧弱なわき芽がたくさん穫れる側枝花蕾兼用タイプの品種は多数存在しますが、まるで一番どりの頂花蕾のようなどっしりしたドーム型ブロッコリー(=セカンドーム)が何本も穫れるという特性は非常にユニークだと思います!
さらに、たくさん穫れるという意味での豊産性ばかりではなく、極早生、小粒子、大型の側枝花蕾という従来の品種では考えられないような高品質を兼備した新品種です。極早生系で有名なピクセルと同等の品質を持っていますので、頂花蕾一本どりの営利用でも十分勝負できます。
※1)頂花蕾はこぶし大くらいでやや早めに収穫した方が、立派なセカンドームが収穫できます。
※小袋は1ml(約100粒前後)です。
※ブロッコリー一般についてはこちらをご覧ください。
※ブロッコリーの育苗定植はこちら(キャベツ)が参考になります。
【特性】
●85日タイプの極早生で春蒔き初夏どり、夏蒔き秋冬どり両用可能です。
※佐世保などの暖地では7月/下旬〜8月蒔き10月〜12月どりが最適です。10月に早い目に頂花蕾を収穫し追肥すると、11月〜12月にセカンドームと呼ぶ太い側枝花蕾が3〜4個収穫できます。
※春蒔きは1〜2月蒔きで5月に頂花蕾を収穫します。春季のセカンドーム収穫はオススメしておりません。
●粒が細かく、締まりが良いです。
●花蕾腐敗病などの病害やボト二ング等の生理障害に強く、秀品率が高いです。
【栽培法】
●肥料切れや急激な気温低下ではアントシアンが発生するので、むやみな遅蒔きは避けます。
●セカンドーム(大きな側枝)を狙う際は、肥料切れを避けるために頂花蕾収穫前〜収穫時に追肥を施し生育を促します。。
●春〜初夏収穫のセカンドーム狙いは、秋冬作とは異なり、生育ムラや品質低下が見られるのでお薦め出来ない。梅雨のため十分な時間的な余裕がないからです。
●夏期の育苗は高温下で徒長しやすいので、早朝に灌水をし、できるだけ夜間湿度を下げるように工夫してください。
※苗は夕方の潅水を控え、徒長を抑えること。高温期は特にご注意を。また、若苗定植が基本です。