タキイ交配 日本で一番遅く蒔ける白菜
※現代農業2020年1月発売2月号に掲載されました。よろしかったらバックナンバーでも検索してお読みくださいませ。
低温結球性・耐寒性・晩抽性にすぐれる早春どり早生種
【店長のおすすめ】
白菜栽培での初歩的な大問題は
?なかなか結球しない
?種まきの最適期が狭い
ということです。この品種は最新式の根こぶ病やベト病耐病性を備えた黄芯系白菜であるのは必要条件として満たしている大変作りやすい品種です。
最大の特徴が、他の品種では不可能な「遅まき」しても確実に結球して普通に「白菜」ができると言う性質です。特に1〜3月の品薄期に確実にきれいな白菜ができますので重宝します。また、台風や突然の悪天候などで他の品種では再挑戦ができない9月下旬になっても平気で種まきできるということが店長の最大のおすすめのポイントです!
◆品種特性
?秋の遅まきが可能な2〜3月どりの早生種。
?低温結球性・耐寒性・晩抽性にすぐれ、栽培性良好。
(1〜2月の平均気温が4℃以上であれば、結束の必要なし)
?根こぶ病とべと病に耐病性(根こぶ病の耐病性は黄ごころ並み)
◆栽培のポイント
?暖地での遅まきが主力となるので、無理な早まきや春まき栽培は不可。
?年内に結球を進めすぎると耐寒性が低下するので、7分結球程度で越冬させるようにする。
?順調な生育を促すため、冬季とはいえ極端な乾燥は避ける。
◆適作型
?中間暖地 9月下旬〜10月上旬まき → 2月上旬〜3月上旬どり