タキイ 福獅子(えだまめ)
【店長より】
※サカタより、やや遅蒔きできる多収型の新品種「とびきり」が発売されました。今後はこちらをメインにおすすめして参ります。
●種まき:露地栽培で4〜5月(冷涼地で6月中旬まで)が適期です。3月以前に播種する場合は必ずトンネルが必要です。エダマメは秋大豆と違い、高温期に開花すると着果しません。6月中旬以降の播種は冷涼地以外は避けましょう。種まき後約3ヶ月で収穫期です。詳細は下図を参照してください。
●一カ所に約3粒蒔いて、1dlで約60株、2dlで約120株分位です。すべて当店で小分けした説明書入りの袋でお届けします。
●やや遅めの中生系白毛のエダマメです。一般的に、早生系のエダマメは高温に弱く遅まき遅どりには向きません。この品種は白毛系でありながら意外に高温着果性に優れ収量が上がるという特長が最大のウリです。盛夏期やお盆どりに威力を発揮しますので極早生系や早生系と組み合わせて栽培すれば収穫時期を広く保てるという長所があります。
どなたが作っても失敗がない安定性がオススメの理由です。
●エダマメと大豆の違い。蒔く時期が悪かったり、肥料が多すぎたり、開花期に乾燥したりすると実がつかない。・・など、基本的なエダマメ栽培のコツは、ぜひこちらを参照してください。
【特 性】
(1)収量性の高い白花の白毛種。
(2)播種後85日程度で収穫ができる中生種。
(3)草丈は中程度で、分枝数が多く、着莢数にもすぐれる。
(4)莢は大莢で3粒莢率が高く、鮮緑色。
(5)高温期でも着莢が安定し、多収がねらえる。
※3粒莢率が高い鮮緑色の大莢多収種が本種の最大のポイントです。
【栽培の要点】
(1)露地栽培では、遅霜の心配がなくなってから播種する。
(2)早まきのトンネル栽培では、育苗が必要。
(3)元肥のチッソ多用は避ける。
(4)開花・着莢時期には極端な乾燥を避け、適宜潅水を行って適湿を保つ