当店の人気品種スーパーアップ玉ねぎ の平成２７年度最初の収穫レポートです
（今年は少々遅くなりました(_ _)）
良いのがとれました！
おいしいです！
甘いです！
葉っぱもすごくおいしいです！
「首から上の青いところも、玉葱自身も、どちらも美味しい！」
スーパーアップ玉葱 は前年度以前のレポートでご紹介しているように、通常は首を切り落とした青果物として一般には出荷されています。今回の「百笑会」様は、根部以外の美味しいところもぜひ消費者に食べてもらいたいとのことで、写真のような中間葉付きの形で出荷されているようです。
◆８月中下旬播種 ←再度確認しましたが間違いありませんすごく早いです。
◆１０月中旬定植 ←上記の播種にしてはやや遅めです。
◆２月上旬より収穫開始 ←県南部の作型と比較しても標準的です。
◆圃場：佐世保市波佐見町←佐世保でも内陸部です。
特別暖かいところではありません。実はこれが一番すごいことなんです！
佐世保市波佐見町の農業組合法人「百笑会」の皆様の収穫物です。
ある日、突然(^_^)！昨年代表のN様がご来店され、ぜひ佐世保でもスーパーアップ玉葱の早出しに挑戦してみたいと言うことでした。実は、スーパーアップを主に栽培している長崎県の産地は県央以南の暖かい場所であり、地元佐世保近郊では温度の影響もあり、それほど作付け実績はありません。挑戦というキーワードが当店の地元で如何に普及してないかを暗示しているのですが、これじゃいけないという気持ちから、なけなしの種子をお分けし、約１反歩ご試作頂きました。
今日は代表N様、理事M様わざわざご収穫物を持ってきて頂いたのです。
種子をお買い上げ頂いた上に、収穫報告までわざわざご来店頂種屋冥利に尽きます。ほんとうにありがとうございました。
ぴっかぴかのスーパーアップ玉葱です。
上記作型からすると、
やや定植が遅いようですねと申し上げると、
その通りです。もっと早く定植すればもっとピークを前進できたかもとおっしゃっていました。
気になったので当店のお客様（長崎県内4～５人）に電話で生育状態をお聞きしましたところ、
皆さん一様に、昨年より生育が遅れている・・・・との事でした。
雨が多い＝晴天が少ない、寒いから？の声が大半です。
本来ならば、
◆９月上旬蒔き ◆１０月上中旬定植 ◆２月上中旬収穫。
のところでしょうが、島原地区南部でも現在で３割程度の収穫終了程度だそうです。
半月ほど遅れているような感じがします。でも価格は(^_^)(^_^)だとのこと。私も一安心しています。
ちなみに昨年は１月下旬から収穫を始めた方もいらっしゃいました。
さて、スーパーアップ玉葱を作って頂いた農業組合法人「百笑会」様のおもしろい活動をご紹介します。
有機JAS認定の（無農薬・無化学肥料）の有機栽培を行っていらっしゃいます。 活動の詳細はこちら をご覧下さい。
これ何だと思います？
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スーパーアップ玉葱を刻んで乾燥させたものです。
たった今、今日できたばかりだということでした。
玉葱の風味がしっかり残っており、しかも甘い！
水で戻すと、シャキシャキ感も同じように戻ります(^_^)
このままボリボリ食べてもポテトチップスよりウマイかも！
従来はスーパーアップではなく中生系玉葱を原料に上記のような、乾燥玉葱、そしてそれを粉末にした玉葱パウダーを製品化、さらにネットを通じて販売されています。
この「玉葱パウダー」いろんな料理に濃厚な食感を与えるため食通にはとても評判が良さそうです。私がスープなんかに・・・と言いそうになると、いやいやどんな料理にも合うからぜひお試しをとの即答。実は製品化が間に合わないほど売れているそうです。
そこでスーパーアップ玉葱です。
スーパーアップと従来のものとの食味比較を行いました。(^_^)！
スーパーアップの方が断然甘いのです。
私だけではなく、同席したみな同意見！
これはますますイケそうです。ますます売れそうな予感が・・・！
今日は、スーパーアップが誇る「低温下での肥大力が現状の品種では日本一」という特長以外にも早生玉葱として「甘味が強くオイシイ」という性質もしっかり兼ね備えていると言うことを実感いたしました。
百笑会のN様。そしてM様今日はどうもありがとうございました。
市川種苗店も店長の私も地元の一人として、百姓会を応援してます。安全・安心かつ機能性も高く、しかもおいしい野菜をこれからもどんどん作って下さいね。
この玉葱パウダー、あと、ニンジンパウダーもあるのですが、とても魅力的で、重量がかさまないので送料などのコストも最小化できそうです。もしかしたら当店でも販売できるようになるかもしれません。乞うご期待！